前回、ポチタを食べて血の悪魔となり奇跡の大復活を果たしたパワーちゃん。
しかし、舌の根も乾かぬうちにチェンソーマンをマキマさんに差出そうとしました。
今週はその続きからです。
それでは今週の感想にいきましょう!!
記憶の改竄不可
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
パワーちゃんといえば記憶の捏造・改竄です。
特に有名なのがコベニちゃんの新車を奪ったときの流れるような記憶改竄ですね。
そんなパワーちゃんですが、マキマさんにチェンソーマン(デンジ)を差し出すとき今までの記憶がフラッシュバックします。
デンジと生活を共にした日々のこと。
デンジと共に闘った日のこと。
そして、あの日、仲良くなれないと感じた日のこと。
デンジとの日々は、思い出は、変えられなかった。
変えたくなかったのかもしれません。
それは今のパワーを作ってくれたものだからです。
デンジはワシが助ける
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
パワーはマキマさんを攻撃した後、その隙にチェンソーマンを担いで逃走します。
その間も自分の意思決定に戸惑いをみせていました。
以前、岸辺先生の「お前たちは人間と悪魔どっちの味方だ?」と質問されたときパワーは「勝ってるほう」と答えました。
いま、圧倒的にチェンソーマン(デンジ)が劣勢であるにもかかわらず、敵の攻撃を受けてボロボロになりながら走っていきます。
(個人的にこういう走るシーン、とても好き)
命は平等に軽い
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
パワーちゃんの生死観は「命は平等に軽い」というもの。
それは自分自身の命も含めてであり、いつか命が尽きるのは自然の摂理であるから。
だから、それを悲しむ必要はない。そう思っていました。
デンジと出会うまでは⋯⋯。
その平等の法則の外側に、デンジの命がありました。
それはパワーにとってデンジは、初めてできた友達だったからです。
助けにきてやったぞ?
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
デンジと再会を果たして、頬擦りをして喜ぶパワー。
命そのものをギュッと抱きしめるように、デンジに触れます。
もう二度と会えないと思っていた二人が、出会えた瞬間でした。
恋しいよ⋯
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
パワーと再会したにもかかわらず、デンジの様子が変です。
「借金地獄の時からしたら、本当に夢見たいな生活ができた。だからオレはもういい」とデンジは話します。
そしてデンジは続けて言います。
「パワーもいないだろ?」
そんなデンジにいつも通りに「アホアホ!」と叱ります。
ここのデンジを「いじけている」と感じ取れる関係性に深みを感じました。
過去、パワーが死んだら泣けるか?と自問自答していたデンジが、パワーの「ワシが恋しいか?」という投げかけに対してこう答えます。
「恋しいよ⋯」
血の悪魔を見つけに行け
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
悪魔は死んでも地獄で蘇ります。
しかし、そのとき血の悪魔の人格はパワーではありません。
むしろ、次に会うときは敵同士だと言います。
しかし、それでも血の悪魔を見つけてくれとデンジに託します。
血の悪魔を見つけて、仲良くなって、
そしてまたパワーに戻してほしいと。
そしてパワーちゃんは言いました。
「そうすればまたデンジのバディになれるじゃろ?」
ワシを見つけに来てくれ
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
デンジには「血の悪魔を見つけに行け」と言っていたパワーちゃんですが、契約の際には「血の悪魔」ではまく「ワシを見つけに来てくれ」と契約するところが、切ないです。
デンジ復活
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
パワーと契約を交わして、デンジがダストボックスからパワーの名前を叫びながら飛び起きます。まるで夢でもみていたかのように。
現実に戻り、一番最初に脳裏をよぎったのはパワーが自分にむけて笑ってくれた顔でした。
復活したデンジの横で待ってくれていたのはデンジ・パワーの師匠である岸辺先生。
次回は二人の活躍が見られそうで楽しみです!
まとめ
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
今週は本当に泣きました。
今、この記事を書いているときも涙がポロポロこぼれました。
まさか、このタイミングで二人の関係性に泣かされることになるとは思っていませんでした。
次回はいよいよデンジ復活!
そして巻頭カラー!!!
次回くらいに「俺たちの邪魔すんなら死ね!」のセルフオマージュもきそうでワクワクしています!
読んでくださってありがとうございました!!
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