チェンソーマン

【考察】アサが一人でいるのも他人といるのも恐いということについて【チェンソーマン】

第124話でアサがヨルに独白をしました。

それはアサが「一人でいるのも他人といるのも恐い」ということについてでした。

他人を信用できないアサがなぜヨルに独白できたかというと、頭の中を覗かれていて隠し事ができないからでした。

今回はそんな最新話124話のアサの独白について解説します。

また管理人はこの独白とデンジが不死身なことが繋がっていくと予想しておりますので、そちらについても詳しく解説していきたいと思います。

この記事はジャンプ+でチェンソーマン第124話が公開された時点に作成したものです。

当時の読者はこんな受け取り方をしていたんだな、と思って読んでいただければ幸いです。

「一人でいるのも他人といるのも怖い」

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

アサは他人といるのも一人でいるのも怖いです。

なぜなら自分が他人と仲良くなるといつも悪いことが起きてしまうからです。

その悪いことは最悪の場合、アサが心を開いた存在が亡くなってしまうことをさしています。

アサが心を開いて亡くなった人物

ここでは作中に登場している人物でアサと関わりをもった後に亡くなった人物を紹介します。

コケピー

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

第1話に登場したニワトリの悪魔。

本当にニワトリなのかは謎です。

ちなみに頭がないニワトリの姿にはモデルがいます。

コケピーという名前はおそらく同時期にジャンプ+で連載していたタコピーをもじったものと思われます。

コケピーはひとりぼっちのアサに声をかけ一緒に遊ぶことを提案するが、アサが転んでしまいその下敷きとなって死亡しました。

アサの母

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

台風の悪魔から避難するときに、転んだアサを助けて死亡。

アサが母親に向ける表情から考えると、心を開いていたように見えます。

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

猫のクラムボン

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

台風の悪魔から避難する際に、アサが抱いて助けたノラ猫です。

アサが施設に連れて行き共同生活をしていましたが、寮長の手により溺死します。

ユウコ

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

高校生活で仲良くなった同級生の女の子。

名前が「夕」を連想させることからアサとヨルと深く関わっていくと思われていましたが、正義の悪魔に騙されてしまい異形の姿に。

アサと別れを告げたあと、謎の人物により死亡してしまいます。

アサはおそらくユウコが亡くなっていることを知りません。

アサの心情

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

このようにアサは自分と関わった人物がいなくなってしまうという環境を繰り返しています。

そのため、アサは自分と関わったせいだと自責してしまっています。

客観的にみるとアサが悪くないのは明白ですが、自身を責めてしまう気持ちもよく理解できます。

特に「あのとき自分が違う選択をしていたら何かが変わったんだろうか」といった気持ちが心を埋め尽くします。

そして「自分と関わったせいで、大切な人たちが亡くなっていく」と思い悩んでしまいます。

なので一人でいることを選ぶのですが、孤独の寂しさに耐えきれず人に近づいて、またなくしてを繰り返しています。

その結果アサは「一人でいるのも他人といるのも恐い」と思うようになってしまいました。

アサのルール

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

そんなアサは自分にとあるルールを課します。

それは自分から積極的に人と関わらないようにして生きていくということです。

そうすれば自分がいくら孤独で辛くても、大切な人を失わずに済むからです。

そしてデンジにこう告げるのです。

「ていうか私にもルールがあるの。もう私と関わらないほうがいいよ。デンジ死ぬから」

「私といたら死ぬから」

「私と関わらないほうがいいよ」というセリフは第119話で、デンジの家にアサが遊びにいったときのものです。

このときはアサとヨルはデンジを武器にしてしまおうと考えていたので、読者の視点からは「武器にされちゃうから警告しているんだな」と捉えていました。

しかし、第124話のアサの独白によりその意味が大きく変わりました。

デンジに警告したのはヨルの能力による武器化ではなく、もっと別の視点だったのです。

アサは人生の辛い経験から「自分と関わったら死ぬよ」と告げていたのです。

それはつまり、アサにとってデンジが大切な存在になりつつあると捉えることができます。

アサにとってのデンジ

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

ヨルはアサの感情を読み取れるため、アサがデンジに恋をしていることに気づきます。

そのことについてアサは否定していますが、心を開いていっていることは確かです。

またアサはデンジが不死身ということを知りません。

この設定は今後絶対に活かされると思っているので、名シーンを心待ちにしています。

デンジによるアサの救済

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

また他人と距離を詰めることが苦手だったアサは、水族館の事件の際にデンジと笑い合って走ります。

アサが他人と走るシーンは実が過去にもありました。

ユウコと走るシーンです。

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

ユウコのときは走ったあと心を開いているような展開だったので、この「一緒に走る」ことによりデンジにも心を開いたと考えることができます。

そして心を開いたデンジが生き続けることはアサのジンクスを崩すことに繋がるため、デンジの言動や存在そのものがアサの心の救済になっています。

デンジとの対比

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

第一部ではデンジも関わった人たちが亡くなっていく描写がありました。

特にいわれていたのが「デンジの隣に座った人物は亡くなる」というジンクスがありました。

このジンクスから何故か逃れることができたのはコベニだけです。

読者視点で見てみるとデンジもアサも起きていることは近いですが、捉え方が違います。

ここも第一部と第二部の主人公の比較となっています。

まとめ

(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)

第一部でも「デンジが不死身である」という設定がたくさん詰め込まれていました。

第二部でもその点は同じで、今度はアサという人物の心に焦点があてられて活かされています。

管理人は「デンジが不死身である」ことと「アサが自分と関わった人が亡くなる」がどのような形で合わさって表現されるのかをめちゃくちゃ楽しみにしています。

今回第124話でアサの心情が開示されたことで、アサの今までの行動や言動がオセロのように綺麗に別の意味にひっくり返っていきました。

第一部の第一話などは伏線が詰め込まれていて終盤で回収していたので、第二部でも一つ一つの言葉や設定に意味があって繋がっていくと考えられます。

すでに名シーンが生まれそうな種がたくさん蒔かれているため、今度の展開が楽しみですね!

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