第123話に登場した「落下の悪魔」についての考察記事です。
なのでこの記事は第123話時点のものとなります。
あとからこの記事を読まれる方は「当時はこんな予想がされてたんだなぁ」と楽しんでもらえれば幸いです!
(※後半に追記ありです)
それではさっそくいきましょう!
落下死の理由
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
122話の落下死の理由ですが、こちらははっきりと要因は描写されていません。
なので、現時点では2つのパターンを考えることができます。
- 落下の悪魔の能力(気分が「落ちる」なと)
- 召喚条件のための生贄(地獄の悪魔の召喚も生贄)
一つ目の「落下の悪魔の能力によるもの」の場合、どちらかといえば「生きていることに恐怖した結果」のような気がします。
しかしデンジもアサもネガティブになっていることから「気分が落ちている」ことが明確な描写がありますので、落下の悪魔が人の気分までコントロールできるのならば、①の落下の悪魔の能力によるものと考えることができます。
二つ目の場合、落下の悪魔の匂いが強すぎて生贄をした者の匂いが上塗りされている可能性があります。第一部で地獄の悪魔を召喚する際に公安の人間が犠牲になりました。
もしかすると事前に契約内容を結んでいた可能性もありますが「地獄から悪魔が転生するためには生贄が必要」という法則も現段階では捨てきれません。
また①と②の説を合わせることも可能です。
「②の悪魔が地獄から召喚される場合は、生贄を捧げなければならない」が条件だったので、①で自らの能力で現世の人間を生贄にして転生した、ということも考えられます。
落下の悪魔の服装
料理を運ぶ「ウェイトレス(waitress)」と、重力がないという意味で「ウェイトレス(weight-less)の言葉遊びによるものでは?という意見がネットで見られました。
正確にはコックとウェイターは別物なのですが「料理を運ぶ者」という定義で考えれば、合っていると思います。
コックとウェイターの両方を一人で行う飲食店もありますので。
藤本タツキ先生のお気に入り映画 ザ・メニュー
こはるちゃんがザ・メニューを紹介していたことと、ザ・メニューを視聴済みのチェンソーマン読者の方々は納得されているようです。
めっちゃ気になるので観てみたいです。
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
宮沢賢治の「注文の多い料理店」「やまなし」
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
123話のベースが宮沢賢治の作品になっている可能性があります。
落下の悪魔の服装がコックなのは「注文の多い料理店」から
アサの猫が「クラムボン」で、かつ水中に沈められてしまう展開は「やまなし」から。
また「注文の多い料理店」は最後に犬がきて解決するので、その犬のポジションがデンジまたはナユタになる可能性が高いです。
背中に羽の骨格のようなもの
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
羽(翼)がない=「落ちる」というイメージでしょうか。
第二部は「鳥」が重要な役割を担っているので、今後何かと繋がるかも。
または、天使などの翼がある架空の生き物がモデル。もし天使がモデルの場合は、落下の概念と組み合わさるこたで「堕天使」と考えることもできます。
またマキマさんの玄関には「失楽園」が飾られており、堕天使ルシファーが描かれています。
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
落下が根源的恐怖の理由
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
人間は生まれつき「落下」と「大きな音」を怖がるとされています。
もう少し具体的に解説すると「高いところから落下する恐怖」と「大きな音への恐怖」です。
高いところから落下について
過去に赤子を使った実験により証明されました。
赤ちゃんを少し高い台の上におき、透明のアクリル板で橋をかけます。その橋を渡りきった先に母親が待っているのですが、赤ちゃんは誰一人として透明の板を渡らなかったそうです。
大きな音への恐怖について
これは「聴覚驚愕反射」と呼ばれる現象です。
人間は大きな音がすると屈んで防衛行動をとるという実験の結果があります。
闇の悪魔について
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
ちなみに第一部で登場した根源的悪魔の一人である「闇の悪魔」ですが、闇は「自然的恐怖」と呼ばれるものに分類されます。
「自然的恐怖」は後天的に獲得する恐怖なので、拭えなさでいえば「落下」「大きな音」が根本的になります。
ラ・根・ヴォンラ
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
ラネヴォンラはフランス語で「バラ色の人生」です。間違ってたらごめん。
地獄の皆様からのリクエスト
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
皆様からのリクエストということで、誰かの使いとして現世に召喚された可能性があります。
「ノストラダムスの恐怖の大魔王」が現世に落下の悪魔を送ったのかと思いましたが、「皆様」という複数形を使っているため、地獄の超越者たちが当てはまるかと思います。
また腹ごしらえを終えた超越者たちが現世にくる可能性もあります。
彼らは「死」を経験していませんが、扉で地獄から来たり、召喚条件を満たせば出現できるなどを使えば「死」を経験せずとも現世にはこれます。
なぜ傷ついた心を持つ人をチョイスしたのか
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
おそらく「他人の不幸は蜜の味」から来ているのかもしれません。
あとシンプルに悪魔は人間の不幸が大好き。
落下の悪魔は過去の思い出に干渉できるのか
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
アサがネガティブになり傷ついた過去を思い出しているシーンが挟まれます。
過去の描写が、神の視点からではなく「アサ目線」で進んでいることから、アサが思い出している記憶と考えることができます。
ネガティブになり辛い記憶が誘発されたのか、落下の悪魔の力により強制的に過去を見せられたのか、現段階では不明です。
分かることは、物語が進むごとにアサが「自身の判断さえ間違わなければ」といった「罪悪感」をかんじた過去がたくさんあるということですね。
また落下の悪魔が「前菜」といっていることから、能力は地獄に落とすだけではないと予想することができます。
あとここのコマ割りめっちゃオシャレじゃないですか?めちゃくちゃ好き。
【追記】落下の悪魔の「根」について
(引用:チェンソーマン/藤本タツキ)
落下の悪魔のメニューに「根」がついている理由についてですが、こちらは「六根」の概念が関係しているのでは?といわれています。
六根とは仏教用語です。「眼」「耳」「鼻」「舌」「身」「意」の6つの心的作用に働く6つの器官をさします。
落下の悪魔が奪っているものと一致しているので、六根説を現時点では推しています。
まとめ
衝撃的な登場をした落下の悪魔。
属性がありすぎてまだ登場して数話ですが、もう心を掴まれている読者の方が多い印象です。
前回の闇の悪魔との戦いは、マキマが全員を連れ帰ってなんとか生還した形ですが、今回は超越者の方から現世にきているため、「逃げる」という選択肢が使えません。
解決策としては、デンジが落下の悪魔を倒すか、落下の悪魔を地獄へ送り返すくらいでしょうか?
しかし、超越者である根源的恐怖の悪魔は「死んだことがない」という特徴がありますので、デンジでも完全に倒し切ることが難しいのではないかな、と予想しております。
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