前回に引き続き今回も早川家の回!
前回でゴリゴリにメンタルを削られましたが、今回もゴリゴリ削られました。
というのも、アキくんは死ぬことが確定しているので、こういった日常回を見せられれば見せられるほど、その先のことを考えてしまってメンタルがやられてしまうわけです。
と、いうことで第72話の感想いきましょう。
早川家旅行
刺客編のご褒美としてマキマさんとの江ノ島旅行を楽しみにしていたデンジくんですが、ひょんなことから早川家で北海道旅行にいくことになりました。
ここのデンパワコンビ良いですね!
パワーちゃんがデンジくんのセリフを後追いで真似していきます。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
二人の距離感をこういう些細な台詞回しで表現するところがとても好きです。
ニャーコは岸辺先生のところに預けることになりました。
お土産を訊いている気遣いが素敵ですね。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
北海道へ
乗り物→車内の様子
という構図で進んでいきます。シンプルで分かりやすいです。
開始2ページ目からもう新幹線に乗って出発しているスピード感半端ないです。
ヘアピンパワ子かわいい!
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
公共交通機関内でパワ子子供みたいに大暴れしているのですが、ここの「見て」が子供っぽくて可愛いです。見てほしいんだろうなぁ。足がめちゃくちゃまっすぐピンと伸びてる
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
早川家之墓
実家のお墓に到着した一行。
アキくんはお墓を前にして一瞬しんみりとしますが、浸る時間もなく二人がいないことに気づきます。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
もしかしたら一緒に黙祷をしていて目を開けたらいなくなっていたパターンでしょうか。子供みたいで愛おしいですね。
腐ったお供物を食べて嘔吐するパワーちゃん。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
「闇の悪魔じゃあああ」とネタにすることができていてトラウマを克服できたことが分かります。デンジくんも前回のパワーちゃん相手なら「ちげぇよ〜」とか返事しそうですけど、安心して「だな」と返しているところが良いですね。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
本当にこういうセリフ回しだけで状態を表現出来ているのは、土台の設定がしっかりとしているからだと思います。
旅館到着
当たり前の話なんですが、アキくんの実家は銃の悪魔に木っ端微塵にされていますので、残っていません。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
なので旅館に泊まります。当たり前の理由なんですが、地元まできて帰る家がないというのは寂しいことだと思います。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
アキくんは毎年墓参りにくるたびに、実家ではなく旅館に泊まっていたと考えると辛くなります。
野菜ばかりの旅館を史上最悪な旅館だと言い放つパワーちゃん。
腹が満たされないとデンジの血を飲みます。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
これで刺客編の三人のご褒美が叶えられました。
窓際の二人
夜中にふと目が覚めたデンジくん。
広縁で浸っているアキくんに声をかけます。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
ここでアキくんのこの台詞です。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
一言も「ありがとう」と言っていないんですよね。それなのにデンジくんは意図を読み取りアキくんに「どういたしまして?」と疑問形ながら返答します。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
二人の関係性が非常に美しいです。
そして無言で同じ景色を見つめています。雪で何も見えないのにもかかわらずです。
最初はアキくん一人で眺めていたのに、隣にデンジくんがいる構図になる流れも美しいですね。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
またここのシーンについては詳しく別の記事で解説しています↓
岸辺先生とアキくん
話は現在に戻って岸辺先生とアキくんのシーン。シーンの切り替えが自然すぎる。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
まさか思い出していたなんて思わないし、さらにアキくんが最後に思い出していたのがデンジくんとの会話のシーンというのが最高です。
「はい、ニャンボちゃん」(?!)
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
岸辺先生、絶対名前ニャーコだと知っているけど家で一人の時ちょっと違う名前つけて呼ぶタイプの人だ(カワイイ)
「野菜を投げなくなりました」の次のコマの構図なんですけど、
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
人物と空間を構成する比率の話で、人物よりも前に空間がある場合は、未来を見ていて、人物よりも後ろに空間がある場合は過去を思い返している、という技法があります。
この場合、後者になりますのでアキくんは過去を思い出しています。
未来を見るよりも今までのことを考えて最終決断をしたのでしょうか。
4課は不参加
岸辺先生に銃の悪魔討伐遠征は4課を不参加にしてくださいと頼むアキくん。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
岸辺先生は驚きながらも許可します。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
どういう心境の変化なんだと訊ねられて答えるとき、脳裏を過ぎったのは地獄で瀕死の状態にさらされたデンジくんとパワーちゃんの姿でした。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
今までは失った人たちの弔いのために復讐心から闘ってきましたが、これからは今自分が持っている大切な人たちのために闘っていくことになりそうです。
この回と刺客編はそういった意味で、アキくんの大きなターニングポイントとなりました。
ただいま
「ただいま」と帰ってくるアキくんめっちゃ好き(好き!)
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
お留守番中にご飯の用意するの可愛すぎじゃないですか??
この紫のやつはファンの間では「ジャガイモの芽」なのでは?!と噂されています。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
そして嘔吐するアキくん
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
みんな一緒に過ごした日常回でした。
そして次回はセンターカラー!
チェンソーマンカラー多くないですか?
次は話が大きく動きそうな気がしますので、今から楽しみです!
読んでくださってありがとうございました!
[temp id=6]
このブログではたびたび推していますが、チェンソーマンカラー版の塗りのクオリティは神がかってます。
「一冊試しに読んでみたいな〜」という方はU-NEXT で登録時にプレゼントされる600円分のポイントで1冊分購入することができるのでオススメのサービスです↓
\600円分コミック無料/
スポンサーリンク