今回は恒例の章の節目にあるマキマさんご褒美回!!
と思いきや、よく見ると傷口に塩を擦り込むような描写がところどころ見られる怖い回でした。
それでは感想いきましょう!
アキくん死亡確定
最初の一コマ目からアキくんの死亡が確定してしまいました。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
80話はデンジvsアキくんの日から数日後のようです。
あそこで銃の魔人を倒したデンジくんがヒーローとして市民からもてはやされる描写があれば僕は耐えられなかったかもしれません。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
また一コマ目は「アキが死んだ」となっているのに対して、そのあと「俺がアキを殺した」と自責の念に変わっていました。
事件後周りから「お前のせいじゃない」とフォローはあれど、ふとしたときに罪悪感に苛まれているのかもしれません。
またデンジに700万振り込まれているので、アキくんの貯金額は1400万近くあったと考えられます。
そして姫野先輩の実家に送ったことにより、コミックス表紙の1〜4巻の表紙の人物はアキくんが大切な人だったのかなぁともしんみり思いました。
ゴミ部屋
早川家の描写の中に掃除当番表がありました。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
しかし、アキくんが亡くなってしまった今、部屋の中にはゴミ袋が溜まっています。また、仕事はしていますが生活も不摂生なものになっているような気がします。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
このような光景をアキくんが見ると、きっと哀しんでしまうことでしょう。
また、部屋の状態は心の精神状態を表していると心理学でいわれており、このゴミ溜めの描写はデンジが処理できない思考を押し込んで溜め込んでいると読み取ることができます。
熱を奪う
よく「体が冷たい人は心が温かい」と言いますが、あれは間違いです。
本当は「心が温かい人は体温も高い」です。
つまり、デンジくんの心は冷え切っていて何を食べても美味しく感じないというかなり憔悴している状態といえます。
またこれは正しい表現なのか定かではありませんが「温かいものが冷たいものに熱を分け与える」のではなく「冷たいものが温かいものから熱を奪っている」そうです(学生時代に塾の先生から教えてもらいました)
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
そういうことを踏まえた上で、マキマさんが「生きているものを触るのが一番」というセリフを聞くとまた違った印象になりますね。
ただ、生き物に触れることでストレスが大きく軽減されるのは事実なので、ここのセリフがそこまで深読みする必要はないかもしれません。
マキマさんの犬
みたところ7匹犬を飼っているようです。
個人的な趣味の話ですが、ここにいる犬は元人間でマキマさんの契約により犬の姿に変えられていて、生前に好きだった食べ物の名前がつけられているとかだったら怖いなと思いました。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
なので「杏仁豆腐」とか名付けられている犬が出てきたらどうしようって今から震えています。
犬になりたい
「私に叶えて欲しい事を言ってみて」とマキマさん。
ここの瞳のUPは洗脳するときの描写と近いものがありますが、現段階では不明です。
そもそも支配とか以前にデンジくんは自ら志願しているので、支配になっていないという⋯⋯。一話の「抱かせて」のセリフのコマの光から逃れる描写も未だに謎でありますし。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
またここのデンジくんを見てスペースキャットを思い出しました。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
今週の最後のコマのTシャツほしいですね。
「マキマさんの犬になりたいT」として着たいです。
いい子
マキマさんは今回デンジに「いい子」という表現を使いました。
また以前にも洗脳状態になった天使にも同じ表現を使っていました。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
これは支配者であるが故の「(自分にとって都合の)いい子」という意味なのでしょうか?
ただ、そうなった場合デンジくんは最初からマキマさんの洗脳にかかっていることになりますね。
その辺りも考察していきたいと思います。
師匠とトーリカ
「敬愛」「崇拝」「哀憐」「罪悪感」が揃いつつありそうな予感がします。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
しかし、これらは作中で「人間にしかない感情」とも表現されており、犬扱いされていたデンジくんが様々なことを学んで成長しているとも受け取れます。
まとめ
ほのぼの回かと思いましたが、色々と読み返していけばエグい描写も隠されていて怖かったです。
特にデンジの心情描写は直接的なものと間接的なものがあり、その一つずつがとても丁寧で胸にくるものがありました。
読んでくださってありがとうございました。
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