劇場版チェンソーマンレゼ編をiMAXで観てきたので、感想や連載当時の思い出や、「これ好きなら君もこれ好きじゃないか??」という思いっきり主観で色々勧めたいと思います!
あと記憶力が人よりないので細かいところは気にしないでください。
アイキャッチは購入したパンフレットの写メです。
とりあえず感想を書かせて
映画の前に総集編を観たよ!
アニメ版の「チェンソーマン総集編」が発表されて、一番最初に思ったのは「素材は同じなのに演出一つでここまで受け手の印象が変わるのか!すげぇ!プロってやっぱりすごいんだ!」ということです。
何が言いたいかというと吉原達矢監督の作品、特にチェンソーマンの解像度の高さから、一番怖い「解釈違い!」ということが発生したら萎えちゃう厄介ファンの私もめちゃくちゃ安心して映画館に足を運ぶことができました!と言いたかったんです。
つまりうまく伝わっていないと思うんですが総集編のおかげで安心して映画に行けたし、逆に総集編がなかったら映画館行ってなかったかもしれん⋯ということです。素晴らしい作品を制作してくださって感謝感激です⋯。
映画「チェンソーマン レゼ編」本編の話をしよう!
マキマさんのパート
これ思った人もいるかもしれないんだけど、アニメとの繋ぎで「マキマさんのデート回どうするんだろう」と思っていました。
結果としては、映画本編に入っていて、途中までは「ふぅ〜ん、入るんだ。まぁ入れるタイミングないもんな」くらいに思ってました。
というか映画始まって「映画館のクソデカスクリーンでチェンソーマンが観れる!あの日の漫画が動いている〜〜〜〜!!うわああああ!!」とかで胸がいっぱいだったのと
厄介オタクだったので「レゼ編の解釈違ったらワシはどうすればいいんじゃあ」という2人の自分が戦っていたのとドキドキしていたので、思考に割くリソースがなかったんですよね。。。
でもマキマさんのパートを今振り返ると「あっ!そっか!最後のカフェの前の戦闘シーンで、マキマさんの行動を意味づけするために必要だったんだ〜〜!
しかも、意味がもう一つ深くなっていて、結局デンジくんのドキドキじゃなくてポチタ(チェンソーマン)の心臓聞いてるだけなんだよね⋯。
つまりマキマさんが最後に邪魔したのって、デンジの人格は別にいらなくってさ⋯。んでソ連だってレゼはモルモットで人格なんてどうでもよかったわけで(任務さえこなせれば誰でもよかった)
結局、自分に首輪をつけていた上の者からは「この役目は別に君自身である必要はないんだよ」って言われてるわけで
だから本当はこの世界じゃなかったら、この役割を与えられてなかったら2人は一緒に何もかも忘れて逃げ出せたんだよなぁ⋯
でもこの世界じゃなかったら出会えなかった2人なんだよね⋯。
あとマキマさんパートでデンジがまだ電柱こえてなくて「うおおお」って心で思ってました。解像度たっかい!!!!
あとマキマさんが「泣かせようとして〜」みたいなセリフが入ってる映画のハードルたっか!ってシンプルに思いました。まる
レゼ役の上田麗奈さん
私はクソ厄介オタクなので「レゼの声あってなかったらどうしよう⋯」とか心配していたのですが杞憂でした
めちゃくちゃいい!!!
めちゃくちゃいいっていうか声最高すぎる。演技もすごい!すげぇ⋯⋯。ことごとく厄介オタクの自分のクソみたいな心配がゴミクズ思考だってことを思い知らされるほんとに⋯
しかもレゼって、その場その場で関係性がコロコロ変わるし、特に一番難しいのが「常に素の自分を隠して役目をまっとうしている」んですよね。
しかもそれって、プールのシーンだったり、最初の出会いだったり、祭りのシーンだったり、そのステップ?というかデンジとの関係性で一つ一つ演技を変えないといけないのに、全てに対応されていて「えっ?人間ってここまで演技で対応すること可能なのか⋯?」って驚嘆しました。
だってこれするのって、最終シーンくらいのレゼのバックボーンを込み込みで異国の地で1人孤独に戦わされている女の子の話の深い言語化と、その言語化したものを今度は演技といて声に反映させる必要があるんですよ?いや素人の自分が想像する余地がこれだけってことは、実際はこの100倍は考える必要があるってことじゃあないですか??(早口)
え?この演技をこの値段で観ていいのか?ってなりましたほんとに
あと声がかわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
最初の電話ボックスのシーンで脳が「ダメだ。俺この声のこと好きになっちまう!!」ってなりました。
違うんです。自分が一番好きな声優さんはあの人なのに、体が勝手に⋯ちくしょう⋯
となってました。なんか脳が「この声絶対オレ好きじゃん」ってなっちゃいました。なりましたよね?なったと言いなさい。
いやでもごめん。先に謝らせて。
花火のシーンでキスのあとの声が一番好きです(すみません)
花火のシーン
「痛い?」「ごめんね?」って言いながら、デンジを攻撃して追い詰めていくときの⋯、なんていうのこれどういう感情なんだろうここのレゼって
まだデンジの心臓をもらうことを目的としているから⋯、だって告白する前に手ぎゅって力を入れたしさ⋯、あれって「もう戻れないよ」って覚悟を決めるぎゅっなのかなって思いました。
なんというか、レゼとデンジって境遇一緒じゃないですか
レゼの言っている「その歳で悪魔と戦わされて⋯」のくだりってそのまま自分のことでもあるんですよね。
だからこのキスのあとの「痛い?」「ごめんね?」ってもしかして素のレゼじゃないですか?
同じ境遇の男の子を自分の手で傷を負わせたっていうことに対してだけの「痛い?」なんじゃないのかなって、そう解釈することにしたい。
あとボムだから花火で「ボン!ボン!」ってなるのクソオシャレすぎて苦しくなるいつも
ボムの悪魔
ごめん、ちょっと先に言わせてほしいんだけど
ビームの足が想像の10倍くらい速くて笑った
というわけでボムの悪魔の話をしていきたいですね。
原作ではボムの初回返信シーンでは、後ろにレゼの鼻が描写されているんですけど
鼻あるかなーって凝視してたんですけど、自分の「凝」では見逃してしまいました。Blu-ray買ったら探してみよう
というかボムの攻撃ってめちゃくちゃ映像映えするほんとに!!
全部のシーンのボムよかった!!!!!
あと、これ自分の見間違えかもしれないんですが、「ボ」って白文字で爆発してるシーンありませんでした??見間違えかなぁ。
そして個人的に好きなシーンなのですが
「カビを生やしました」のシーンやっぱり好きだ
強いけどあまりに地味すぎる!脳に生やすのができないのも面白い⋯
マキシマム ザ ホルモンの挿入歌
基本的に自分は映画を見る時、もうできるだけ事前情報を削りたいし知りたくないのですが
ホルモンの刃渡りが挿入歌で入っていることは知っていました(曲の発表のときだったっけ⋯)
それで一応自分はホルモンのライブに行くしCDもほとんど持っているくらいにはファンなので、めちゃくちゃ楽しみにしてたんですよね
ただ「どこでホルモン流れるんだ???」って予想ができなかったんです。
そしたら
そしたら!!!!
アキくんのグーパンからの「ドヅドヅドヅドヅドヅドヅドヅドヅドヅドヅ🎵」
ってあのイントロが流れ始めて
脳が全てを理解したんですよね⋯
「ここで入るってことは⋯確定で神じゃん⋯」って。
しかも解禁70%だとおおおおおおおおおっていうことで、チェンソーマン兼ホルモンファンの自分としては頭がおかしくなっちゃったんだよね
いや自分音楽の知識0なんでほんとに何も言語化がうまくできないんですが、最高すぎました。なんていうの⋯?小難しいこととかいらなくてさ、血湧き肉躍るというか、アニメの最終回で主人公がラスボスに逆転勝ちする展開に入るときに初代OPが流れるの全人類好きじゃん。あれって理屈ないじゃん。そんなかんじ。
戦闘シーンすっごい
原作ってわりと台風の悪魔あっさり倒した印象だったんだけど、映画すげえというかMAPPAすごい⋯。
台風の悪魔のスケール感やばくなかったですか?え、このシーンの作画とか展開って監督さんとか演出さんとか原画さんとかってどうやって同じ視点で共有するの?できるの!?って感じで
なんというか人間って誰も観たことがないものって共有するの難しいじゃないですか⋯
それを形にできるっていうのは、やっぱりプロのクリエイターさんたちってすごいんだなって思いました
あとちゃんとチェンソーマンのアクションになっているのがすごかったです。
MAPPAといえば、呪術廻戦も同じくらいの時期にやっていて、ダークな世界観で戦闘があるんですけど
それとはちゃんと差別化できていて、というかキャラクターのめちゃくちゃ具合がしっかりと映像として表現されていて、デンジとビームのコンビがもっと好きになっちゃいました。すごい。。。
海のシーン
夜の海も美しかったんですけど、
みなさん、観ましたか?海に沈んでいくシーンをっっっっ
あのさぁ、あのさぁ、レゼの頭がさぁ、コテンって小さくデンジに寄りかかるんだよね
諦めたっていうかさ、身を預けるというか、1人の女の子に見えたんだよね自分は⋯
そして、「記憶にない記憶」である子供のプールみたいな浅瀬のシーン。ちゃんと浅くて嬉しかった⋯
個人的にあれは、「子供の心の2人」って描写だと思ってて⋯。なんというか、「なにも役目がなかったらこんなふうに何も考えずに笑えていたのかな」みたいな仮の世界というか⋯。とにかく自分にとってすごく好きなシーンなんですあの一コマは
あと、海のシーンの演出最高でした。本当にありがとうございます。
みんな気づいていたか⋯?
一緒に逃げねえのカメラワークが原作とは違うことに⋯。
映画のときは「一緒に逃げねえ」っていうデンジの顔は映されずに、メインがあくまでレゼになっていて。
その結果なにが起こるのかというと
ブルーモーメントの空(朝焼けが出る前に一瞬空が深い青に染まる現象)の光の中で
逆光になってめちゃくちゃ美しい映像になっているんだ⋯⋯⋯
あれめちゃくちゃ美しくなかったですか!??
海のシーンの演出達は100点だ⋯
いやほんとあのシーンが今回一番美しかったです個人的に
泳ぎ方を教えて
あとさぁ、これいつも言ってるけど
デンジィが「泳ぎ方を教えたのは間違いだったなぁ〜」って言って海に落ちるじゃないですか
でも、デンジ泳げないんですよまだ⋯
泳げないし、プールのシーンで飛び込むの怖がっていたのに
暗がりの海の中に、泳げなくてもレゼと一緒に飛び込むって選択をしてくれたから
レゼは頭を寄り添うことができたんじゃないかなぁって解釈してます
あと、デンジが「泳ぎ方を教えてくれたのは本当だろ?」っていうのも、愛おしいですよね⋯
すごく愛おしいここのやりとり⋯
あと原作ではキスのときレゼの頬が赤くなるんですよね⋯
映画見落としちゃったああああああああああああなんか集中しすぎてそういえば見てなかった⋯
デンジくん⋯ほんとはね
ここさぁ、ここ
原作ファンであればあるほど、心配というか
自分の解釈違い起きたらどうしようって思わなかったですか
ここまで100点なのにここで解釈違いが起きたら大ダメージをくらってしまうかもしれない
という心配はマジでいらなかったです。申し訳ございませんでした杞憂してしまって⋯。
結論からいうと予想の1億倍最強の演技で最高でした。
脳が「じゅっ!」って焼かれて上書きされて永久保存されたよね。脳が「この解釈以外許さん。映画のレゼ編最高!といいなさい」って神経を焼かれた。自分という人間の浅はかさを反省しました。
いやという冗談は置いといて、本当に素晴らしかったんです
めっちゃ泣きました。
この映画を観に来れてよかったなぁって思いました。
あとやっぱり「私も学校行ったことなかったの」で今までのレゼの会話が脳の中で高速で巻き戻しされて意味を書き直されていく感覚がやばいですよね⋯
「レゼ⋯⋯お前⋯ほんとうは⋯⋯デンジと一緒だったのか⋯⋯」
ってなるんですよね⋯⋯。
まとめとオススメ作品紹介するぜ〜
まとめとか曲とか感想書きたかったんですけど
とりあえず一旦ここでアップして
あとから書き足していくスタイルにします⋯
作品名もリンクはる体力ないので
あとからつけなおすかも⋯なおさないかも⋯
サイバーパンクエッジランナーズ
ネトフリでも観れるけどBlu-rayも売ってる。もちろんBlu-ray買ったぜ。
ボーイミーツガールものが好きで「レゼ編みたいな切ない気持ちになれるやつが知りたいんだぜ」って人にオススメ。心がぐちゃぐちゃになる。
米津玄師/乾涸びたバスひとつ
何を隠そう、このブログでは以前から「この曲レゼ編にめっちゃあうから!」って推していたのでここでも推すでござる。
「まちがいさがし」も良いよね。。。
猫を抱いて象と泳ぐ
小川洋子先生の小説。大好きすぎて2冊家にある⋯。あんまり描くとネタバレになっちゃうからあれなんだけど。。。
小川洋子さんの小説の作風を表現した言葉で一番好きなのがあって、これファンの人が言ってたのかな?
「無菌室の真ん中に生肉が置かれている」って言われていて、まぁこの言葉がぶっささる人で今回の映画好きなら全部読んだら絶対刺さるよ
君の話
三秋縋先生の小説。たぶん米津玄師さんと歳一緒のはずなんだけど⋯。もしかして藤本タツキ先生も歳一緒⋯?間違いだったらすみません。
まぁ言いたいことは同じあの00年代に思春期を迎えた作家さんの作品は最高なんだよってこと⋯。
個人的に藤本タツキ先生の漫画の中で一番好きなのは戦闘とかめちゃくちゃ描写じゃなくって、僕は繊細で光に満ちてキラキラと輝いている一瞬だけの描写とか、言葉と言葉の距離のとりあい、みたいな描写が好きで、例えばさよなら絵梨の「キスのシーンって撮ったっけ?」「念の為もう一回撮っときません?」みたいな会話とかが刺さる人には刺さりまくるはず⋯。なのでオススメしたい。
【CV:上田麗奈】初恋のお姉さんに もう一度会えたら 今度こそ甘えて甘やかしたい。
レゼ役の上田麗奈さんが出演されているもので、どうやらファンの方の情報によると、この映画が好きなら気に入るはず⋯との情報が回っていたので紹介しますね
自分はこのあと買う予定なので、まだ「めっちゃオススメ!」とかそういうことは書けないんですが、知らない方もいるかもと思ったので、とりあえずご紹介します!
バタフライエフェクト(映画)
たぶん好きでしょう⋯(たぶん)
僕は大好き
あとなんかあったはずだけど、あとで追記します
とりあえずここまで!思い出したら追記します!
なんかこういうボーイミーツガールの話大好きで暇さえあれば集めてる変な人なんですけど、今はなんか思い出せない⋯
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