まず最初に言いたいことは
センターカラーで読者の情緒を全力で殺しにくる藤本タツキ先生が怖い。
というわけで第79話の感想いきましょう。
また今週でコミックス第8巻が発売され、さらに300万部突破しました!
戻れ戻れ戻れっ
ハラワタが飛び出ようとも、何度倒されようとも立ち上がるデンジ。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
ここ、スターター回さずにハラワタを零しながら立ち上がる姿が非常にかっこいいです。
そして願うようにチェンソーを振り回して攻撃するデンジ。
しかし銃の魔人の一撃により吹っ飛ばされてしまいます。
「助けて⋯⋯」
吹っ飛ばされて四肢が千切れるデンジくん。
その先で待っていたのは、ボロボロに傷ついた被害者の市民たち。
刺客編のせいで市民に囲まれたとき若干の恐怖を感じましたが、いらぬ心配だったようです。
振り落としたナイフは自身の手に。
そしてデンジくんに血を提供。
「助けて」「死にたくない」「テレビで見たよ!」「子供がいるんだ」
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
親友が銃の魔人にされて、そしてその魔人と闘わされて、助けてを乞いたいのはデンジくんも同じ立場なのに、
デンジくんは「助ける側」になってしまったんですよね。
この場を収めることができる力を持っているのはデンジだけなんですよね⋯⋯。
何泣いてんだよ⋯
アキくんを殺すことを決意したデンジくん。
泣きながら決死の攻撃を繰り広げます。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
その姿を見て、攻撃をとめるアキくん。
そしてまた頭に一撃。
「オマエが泣いてるトコさ⋯ 初めてみたよ⋯⋯」
そして倒されるアキくん。
デンジの泣き顔を、心を受け入れたことにより、最期の一撃を受け入れたと考えると切ないです。
以前、「アイツが死んだら? 泣けねぇな」と自問自答していたデンジくんが泣きながら攻撃を繰り出す姿を誰が想像できたでしょうか?
しかも、幼少の姿の泣き顔は純粋に胸が締め付けられます。
デンジくんが泣いたのはポチタが死んだ一話以来ですよね⋯。
いつの間にか、アキくんはデンジにとってポチタと同じくらい大切な存在になっていったのでしょう。
個人的には、早川デンジ・早川パワーになっていたら耐えられないものがありますね⋯。
ゆきがっせんは好きじゃない
アキくんは雪合戦は本当は好きじゃなかったんですよね。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
雪合戦は一方的に相手にぶつけるだけで、体が冷たくなるから。
それは心に当てはめることもできます。
親に自分の気持ちをぶつけても受けとめてもらえないこと。
親の気持ちをぶつけられて受けとめてもらえないこと。
そして心が冷たくなっていくこと。
それはまるで雪合戦のようです。
対してキャッチボールは違います。
キャッチボールは互いを思いやり、受け止め、そして相手に届くようにまっすぐ投げる行為です。
そしてそれは心が暖かくなります。
そこにアキくんの優しい性格が浮かんでいるように思います。
おにいちゃ〜〜
起き上がるとデンジの姿は見えなくなっていました。
ポツンと一人佇むアキくんを迎えにきたのは、弟のタイヨウでした。
そしてアキくんは一番の願いを思い出すのです。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
最悪な死に方
心臓を貫いているチェンソー。
中途半端に攻撃するより、一撃で楽にする方法を選んだのでしょう。
一巻で「めちゃくちゃ痛そう」と言っていたことを思い出しました。
このシーンは一巻のマキマさんとの対比ですね。
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
(引用: チェンソーマン/藤本タツキ 出版/集英社)
また、ここの抱擁のシーンは、デンジが涙したあの映画のシーンではないかという説もあります。
そして「最悪な死に方」の真実は、デンジにとってアキくんの死に方が最悪だということでした。
まとめ
泣きながらアキくんを攻撃するデンジくんの姿を誰が想像できたでしょうか?
またアキくんの「キャッチボールがしたかったんだ⋯」も悲しすぎます。
最近は辛い展開が続きますが、心を強く持って毎週待ちましょう。
あとニャーコを動物病院などに連れていくと「早川ニャーコちゃん」って受付で呼ばれるんだよな⋯とか最近考えて暮らしていました。
読んでくださってありがとうございました!
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